【Raspberry Pi】ラズパイ始めるならこれを用意しよう!わくわくラズパイセットのご紹介

この記事ではこれからRaspberry Piを始めるときにまず準備するべきものを紹介します。
ラズパイを始めよう
Raspberry Pi(ラズベリーパイ)は、イギリスで生まれた小さなコンピュータです。
安くで売られているので、教育や電子工作、プログラミング学習に人気があり、ほんとの工業製品に利用されていたりもします。
いろんな付属品もあってアイデア次第ではなんでもできちゃいそうな楽しいアイテムです。
Raspberry Pi公式サイトによると、日本では認定販売店(Approved Reseller)は以下の6つだそうです。
えりるさんは Switch Science でよく購入しています。
サイトがわかりやすいですし、発送も早いです。

えりる研究室勝手推奨ショップにしちゃおうかな。
Amazon、Yahoo!ショッピング、楽天市場でも買うことができますし、ヨドバシでも売っていたりします。
認定販売店か信用できる販売店で買うのが良いと思います。
今買うならRaspberry Pi 4 または 5 あたりが流通量も多くて買いやすいですね。
もしくはRaspberry Pi Zero、Zero 2も値段が安くて良いと思いますが、普通のパソコンのようにZeroシリーズを使ってプログラミングをしたりするには少し性能不足なので、
迷ったらRaspberry Pi 4 か5を買うことをおすすめします。
いざ買おうとするとメモリ(RAM)の量によっていくつか種類があって迷うと思うので、それぞれ向いている用途と合わせて表にまとめてみました。
メモリ(RAM)の量 | おすすめOS | 用途 |
---|---|---|
2 GB以下 | Raspberry Pi OS | ・簡単なプログラミング ・軽いデータ量で済む自作プログラム ・例: 自作のデジタル置き時計(えりる研究室ブログ) |
4 GB | Raspberry Pi OS | ・プログラミング学習 ・簡単な電子工作 |
8 GB | Raspberry Pi OS Ubuntu | ・電子工作、画像処理など ・Ubuntuで遊んでみたい人 ・迷ったらコレ! |
16 GB | Raspberry Pi OS Ubuntu | ・NASなどのデータ量の多いシステム |
16 GBはラズパイにしてはオーバースペックかなと思います。おすすめは8 GBです。
迷ったら最新のRaspberry Pi 5 8GBにするのが良いですね。

えりる研究室勝手推奨ラズパイはRaspberry Pi 5 8GBです!
安さ重視ならRaspberry Pi 4 model B 1GBがよいです。
Switch Scienceだと7600円ほどです。
以下の記事で作成した卓上時計はメモリ1GBのラズパイを使用しましたが、何の問題もありませんでした。


えりるさんはRaspberry Pi 4のメモリ 4GBを持っていますが、これだとGUI付きのUbuntuは少し厳しかったです。
常にワンテンポ遅れるような操作感なので、これでプログラミングとかをやろうとするときついかなという印象でした。
Raspberry Pi OSのほうはそうでもなく、快適に使うことができました。
なので、UbuntuなどのLinuxを触ってみたい人は8 GB以上のモデルを買いましょう。
Raspberry Piで何か工作をしたい人は4 GBか8 GBを選んでおくと困らないと思います。
ちなみに、以下の記事で紹介しているデジタル置き時計は古めのラズパイ(メモリ1GBのモデル)で作りました。
意外と1GBでもいけましたが、新しく買う場合は4 GB以上、できれば8 GBを買っておくと大概のことは事足りると思います。
おすすめRaspberry Pi
先ほどのRaspberry Pi 5 8GBが一番おすすめなのですが、ほかに選択肢を上げるとするとRaspberry Pi 4か5 の4 GBモデルですね。
12000円くらいで買えるので8GBに比べて5000円程度安くてコスパに優れています。

必要な周辺機器
USB充電器とケーブル
Raspberry Piを使う上で重要なのが電源です。
Raspberry Piを買うときはセットで考えるようにしましょう。
Raspberry Pi 4と5はUSB-Cで、ZeroはマイクロUSBで電源供給できます。
なので、市販のUSB充電器で動くわけですが、何でもよいわけではありません。
Raspberry Piの消費電力分だけの電力を供給できるUSB充電器が必要です。
以下の表にRaspberry Piの消費電力と充電端子をまとめました。
Raspberry Pi | 消費電力 | 端子 |
---|---|---|
Raspberry Pi 5 | 25 W (=5 V 5 A) または 15 W (= 5 V x 3 A) | USB-C (USB-PD対応) |
Raspberry Pi 4 | 15 W (= 5 V x 3 A) | USB-C (USB-PD対応) |
Raspberry Pi Zero 2 | 12.5 W (= 5 V x 2.5 A) | micro USB |
Raspberry Pi Zero | 5 W (= 5 V x 1 A) | micro USB |
Raspberry Pi 5用おすすめ充電器とケーブル (ラズパイ4にも使える!)
充電器はUSB-PDに対応した25 W以上のものを選びましょう。
15 Wでも動作はしますが公式の推奨値は25 Wです。
充電ケーブルは両端がUSB-CのケーブルかつPD充電対応のものを選びましょう。
USB-Aの充電器は12 Wまで対応のものが多く、25 Wを出せるものはほぼありません。
安価かつ小さくておすすめなのがAnkerのNano 3シリーズの充電器です。30 Wのものを選べばRaspberry Pi 5の電力を賄えます。
電源ケーブルは同じくAnkerのシリコンケーブルがおすすめです。
PD充電対応で100 Wまでいけます。
えりるさんも1本もっていますが、ケーブルに型がつかないし柔らかいし取り回しがすごくいいです。おすすめ!
Raspberry Pi 4用おすすめ充電器とケーブル
Raspberry Pi 4の場合は20 W以上のPD充電対応の充電器を選びましょう。
充電ケーブルは両端がUSB-CのケーブルかつPD充電対応のものを選びましょう。
USB-Aの充電器は12 Wまで対応のものが多く、20 Wを出せるものはほぼありません。
20 WのPD対応充電器でおすすめなのが、以下のエレコムの20W対応PD充電器のしろちゃんです。(名前かわいい。)
同性能の充電器の中だと値段が安くて、Amazonなら899円(2025/04/17時点)でした。
電源ケーブルはRaspberry Pi 5のおすすめと同じAnkerのシリコンケーブルがおすすめです。
ケーブルに型がつかないし柔らかいし取り回しがすごく良くて気に入っています。
Raspberry Pi Zero 2用おすすめ充電器
Raspberry Pi Zero 2の場合は12.5 W 以上出せるUSB-Aの充電器が必要です。
多くの充電器は12 Wまでのものが多く、微妙に足りないので注意してください。
ケーブルはマイクロUSBを選びましょう。
充電器でおすすめなのが以下のAnkerのUSB-CとUSB-Aの2ポートある充電器です。
Type-Aポートは18 Wまで対応なのでRaspberry Pi Zero 2の電力を賄えます。
注意点ですが2 ポート同時使用の場合は7.5Wまで落ちるので、1 ポートを単独で使用してください。
Raspberry Pi Zero 用充電器
Raspberry Pi Zero 2の場合は5 W なのでマイクロUSBケーブルが使える充電器であればなんでもよいです。新たに買う必要はなく、手持ちのものを使用しましょう。
マイクロSDカード
SDにOSをインストールしてRaspberry PiにさすとRaspberry Piが起動できるようになります。
32 GB以上は欲しいところですが、価格的に64 GBのコスパがよいですし、64 GBあって困ることはないと思います。
マイクロSDカードは有名メーカー品を買ったほうがいいです。
(粗悪品だとデータが吹き飛ぶため)
我らが日本メーカーのキオクシアのSSDが安くておすすめです。
キーボードとマウス
USBレシーバー式のマウス/キーボードであれば問題なく使用できます。
Bluetoothも使えはしますが、Bluetooth接続をするためにマウス・キーボードが必要なので、
有線接続かUSBレシーバー式の無線タイプが良いです。
バッファローのキーボードとロジクールのマウスをピックアップ。
コスパと小ささ+無線式で選びました。
ラズパイがせっかく小さいのにキーボードが大きかったら取り回しが悪くなりますからね。
マウスもキーボードも有線より無線のほうが使いやすいですよね。
どちらも電池式なので捨てやすいのもうれしいポイントです。
(リチウムイオンバッテリーって捨てにくいですよね…。)
モニター
Raspberry Piを始めるならモニターがあったほうが簡単です。(玄人はモニター無しでも使えますが)
おすすめモニターはAcer のAOPEN というモバイルモニターです。
ラズパイが小さくて移動しやすいので、モニターも移動できたほうが使いやすいと思います。
Acer AOPEN はフルHDのモバイルモニターの中では安めの部類で、IPSパネルなので見る角度によって色が変わったりしにくいです。
もう一つのおすすめは以下の7インチモニターです。小さくて安価ですし、ラズパイからモニターへ直接電源供給できるので電源ケーブルが必要ないです。
ちょっと小さいのが欠点で、これでプログラミングとかはやめたほうがいいです。(目が悪くなりそうです)
軽い動作確認や以下の記事のような卓上時計にしてみたりといった用途におすすめです。


【あったほうが良い】ケース
ラズパイは基盤むき出しなので、そのまま使うと金属が当たってショートして壊れる可能性があります。
そのため、できるだけケースなどで保護してあげるとよいと思います。
えりる研究室勝手推奨ケースはFlircのケースです。質感がかなり良くカッコいいです。
レビュー記事もあるので読んでみてください。


まとめ: えりる研究室勝手選定わくわくラズパイセット
最後に、えりる研究室勝手選定わくわくラズパイセットとしてこれをそろえればラズパイを始められる道具たちをまとめておきます。
商品 | ショップへのリンク |
---|---|
Raspberry Pi 5 8GB | Switch Science |
充電器: Anker 511 Charger (Nano 3, 30W) | Amazon | Yahoo!ショッピング | 楽天 |
USB-Cケーブル: Anker PowerLine III Flow USB-C | Amazon | Yahoo!ショッピング | 楽天 |
SDカード: KIOXIA(キオクシア) 旧東芝メモリ microSD 64GB | Amazon | Yahoo!ショッピング | 楽天 |
キーボード: BUFFALO|バッファロー キーボード ブラック | Amazon | Yahoo!ショッピング | 楽天 |
マウス: ロジクール ワイヤレスマウス 無線 | Amazon | Yahoo!ショッピング | 楽天 |
モニター: Acer AOPEN | Amazon | Yahoo!ショッピング | 楽天 |
ケース: Flirc Raspberry Pi 5ケース | Amazon | Yahoo!ショッピング | 楽天 |
ラズパイをそろえたら次はセットアップをする必要があります。
セキュリティ設定も必要なので少し難しいですが、以下の記事で解説していますので参考にしてみてくださいね。
