Stable Diffusion
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【16万円台】RX9060XTを使ってStable Diffusion用PCを作ろう!【最新RADEON】

えりる
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この記事では2025/06/06発売の新型RADEON、RX 9060 XTを使って新品16万円台で作るStable Diffusion用ゲーミングPCの構成を紹介します。

えりる研究室勝手選定AMDパソコンの構成

予算を20万円弱確保できれば、最新のRyzen 9000番台とGPUメモリ16 GB搭載のRADEON RX9600XT搭載のPCを自作できます。
スペック的にはStable Diffusionの画像生成が不自由なくできて、フルHDゲームも遊べちゃうようなパソコンです。

えりる
えりる

2日くらい悩んで考えました。コスパはかなり良いと思います!

項目名前値段商品リンク
CPUAMD
Ryzen 5 9600X
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GPUSAPPHIRE
RADEON RX 9060 XT
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マザーボードMSI
PRO B650M-B
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メモリCFD販売
DDR5-5600 16GB×2枚
11,091
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ストレージシリコンパワー
M.2 SSD 1TB
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電源玄人志向
80Plus 600W ATX電源
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ケースThermaltake
Versa H17
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CPU クーラーSCYTHE
虎徹
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合計165,521

パーツ選びのポイント

コスパ重視でパソコンを組む場合のコツは以下の2つだと思います。

  • CPUとグラフィックボード以外のパーツにかける予算を極限まで削る
    (=最低限かかるお金)
  • 残りの予算で買える一番いいCPUとグラフィックボードを探す

パソコンの性能を決める主な部分はCPUとグラボの性能で、それ以外のパーツの性能は大きくは効きません。
なので、予算が限られる場合はCPUとグラボ以外のパーツを極限までケチるのがコツだと思っています。

CPUとGPUを選ぶときは2つの性能のバランスを考えましょう。
極端な例ですが、Core i3 とRTX 5090を組み合わせても、Core i3 が足を引っ張るのでパソコン全体の性能は上がりません。

コスパ重視のミドルレンジパソコンの構成なら、

  • CPU = Core i5 または Ultra 5、 Ryzen 5
  • GPU = NVIDIAのRTX5060Ti(16GB) ~ RTX5070、AMDのRX9060XT(16GB)

を組み合わせるとよさそうに思います。

 関連サービス 

画像生成AIならPICSOROBAN

PICSOROBANは、ブラウザから手軽にStable Diffusionを使った画像生成が可能なクラウドサービスです。高価なPCやGPUを必要とせず、インストールやプログラミングも不要なため、テキストプロンプトを入力するだけで簡単に画像を生成できます。

CivitaiのモデルやLoRAをドラッグ&ドロップでアップロードして利用できるほか、ControlNet機能でキャラクターのポーズや線画を細かく制御することも可能です。画像生成を効率化するさまざまな拡張機能にも対応しており、これから画像生成AIを試したい方にもおすすめです。

パーツ選定

CPU: Ryzen 5 9600X

まずCPUですが、Ryzen 5 9600Xを選びました。

Stable DiffusionはCPU性能をあまり必要としません。
なので、価格重視で選んでしまっても問題はないのですが、ゲームやその他の用途にも使う場合も考えて、最新のRyzen 9000番台にしました。

Ryzen 5は 6コア12スレッドのCPUでミドルレンジとしては十分強いです。
フルHDゲームであれば60fpsは十分狙えますし、ブラウザ動作もサクサクです。
もちろんStable Diffusionも快適に動きます。

GPU: SAPPHIRE RADEON RX 9060 XT

GPUはRX 9060 XTです。GPUメモリが16 GBあるものを必ず選びましょう。
リークによるとVRAM16 GBのモデルでも価格は約6.5万円とかなり安めの設定になっています。
同性能帯の RTX5060Ti 16 GBは8~9万円なので RX 9060 XTの方がよさそうに思います。

Stable Diffsionで画像生成するにはビデオメモリが12 GB以上は必要です。
以下の記事でGPUの比較を行っています。こちらも併せてご覧ください。

あわせて読みたい
【生成AI用おすすめGPU】Stable Diffusionのパフォーマンス比較とおすすめグラボ、パソコンの紹介【RTX50シリーズ】
【生成AI用おすすめGPU】Stable Diffusionのパフォーマンス比較とおすすめグラボ、パソコンの紹介【RTX50シリーズ】

RX 9060 XT は8GBと16GBのモデルがあるので、16GBを選択することでフルHD近くのサイズの画像を問題なく生成することができます。

ただし、注意点があり、RADEONでStable Diffusionを使う場合はWSL2(Windows上でLinuxを動かす機能)またはLinuxを使用する必要があります。
ROCm(GeForceでいうCUDA)が現状Linuxのみのサポートとなっているためです。

Linuxとなると、コマンドベースで操作する必要があるので少し難易度が上がってしまいます。
Windowsだけで完結させたい場合はGeForceのほうが良いでしょう。
以下の記事でGeForceを使用する場合のコスパの良いおすすめ構成を紹介していますので、y良ければご覧ください。

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【生成AI用おすすめGPU】Stable Diffusionのパフォーマンス比較とおすすめグラボ、パソコンの紹介【RTX50シリーズ】
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マザーボード: MSI PRO B650M-B

マザーボードは MSI PRO B650Mにしました。
選定理由はRyzen 5 9600X が動くマザーボード(AM5ソケット対応)で一番安いからです!
それだけ!笑

1つ注意としてはこのマザーボードはwi-fiがついていません。有線LAN接続をするか、以下のようなUSBタイプのwi-fiレシーバーを使用するとよいと思います。

メモリ: CFD販売 DDR5-5600 16GB×2枚=32 GB

メモリはCFD販売 DDR5 5600MHz 16GB×2枚で32GBにしました。
DDR5は旧規格のDDR4と比較してお高いのが難点ですが、Ryzen 9000番台はDDR5のみの対応なので仕方ないですね。
DDR5メモリの中でも最も安かったCFD販売のメモリを選びました。

ちなみに、Stable DiffusionにはGPUメモリが重要で、DRAMのほうはあまり効きません。16GBでも大丈夫で32GBもあれば十分です。

ストレージ: シリコンパワー SSD 1TB

ストレージはシリコンパワーのM.2 SSD 1TBにしました。
価格重視で選んでいます。あと、えりるさんも以前使っていたことがあって、特に問題なく安定して使えていたのでシリコンパワーのM.2 SSDを選びました。

容量は1TB以上は欲しいです。Stable Diffusionで遊ぶなら、

  • モデルの容量が大きい
  • 画像を大量に生成するので容量を圧迫する

ので、1TB以上を選ぶようにしましょう

もう少し予算があるなら以下の記事でSSDの選び方とおすすめを書いているので、こちらを参考にしてみてください。

あわせて読みたい
【自作パソコン】知識ゼロでも大丈夫!SSDの簡単な選び方とおすすめSSDの紹介
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ATX電源: 玄人志向 STANDARDシリーズ 80Plus 600W

電源は電力が足りていることと、有名メーカー品であればなんでも大丈夫です。
RTX5060Tiは600W以上の電源を積むよう求められています。
(参考: NVIDIA RTX5060Tiのページ

なので、600W以上で安い玄人志向の電源を選びました。

CPU クーラー: SCYTHE 虎徹 MARK3

CPUクーラーはSCYTHE の虎徹 MARK3にしました。
Ryzen 5 9600XはCPUクーラーが付属していないみたいなので、自分で買う必要があります。

虎徹シリーズは価格の割にかなり性能が良いと思います。
Ryzen 5 9600XはTDP65Wとあまり発熱しないので虎徹で十分対応できると思います。

ちなみに、クーラーの高さは154 mmです。
(情報源: https://www.scythe.co.jp/category/product/cpu-cooler/air-cooling/midrange/scktt-3000
のちにも述べますが、ケースによっては高さ的に厳しい場合もあるので、その時は以下のようなトップフロー型のCPUクーラーを選ぶのがおすすめです。

ケース: Thermaltake Versa H17

ケースはコスパPCの定番(?)のThermaltake Versa H17にしました。
流行りのスケスケケースではありませんが、安いパーツを使う場合はこのような中身が見えないケースのほうがいいと思います。
(安いには安いだけの理由があるので、見た目はあんまりよくないものが多いです。)

ケース選びの注意点はサイズです。最低限以下に注意して選ぶとよいと思います。

  • CPUクーラーが高さ的にが入るかどうか
  • GPUの長さがはみ出ていないか
  • マザーボードのサイズは対応しているか

上記のケースはCPUクーラーの高さは155mmまでの対応です。虎徹MARK3は154mmなのですこしギリギリですね…。
トップフローのCPUクーラーのほうが安全かもしれません。

ここではケースを選びましたが、自作PCの良さの一つに好きなケースを選べるというのがあるので、予算の中で好きなものを選ぶのがいいと思います。
今回マイクロATXのマザーボードを選んだのでそれが入るケースを選んでくださいね。

えりる
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以下にAmazonの検索リンクを用意したのでこちらからご覧ください

Windows 11 Home 日本語

15万円以下でOSもつけちゃいます。

Windowsを買うときはパッケージ版がおすすめです。
パソコンを変えてたとしても、ライセンスを使いまわすことができます。

買うときのポイントですが、絶対に有名販売店で買うようにしてください。
(ヤマダ電機、ケーズデンキ、ビックカメラ、有名PCショップなど)

Amazonで買う場合は、販売店がAmazon.co.jpになっているかどうかを絶対に確認してください。

まとめ

この記事では新型RADEON、RX 9060 XTとAM5のCPU Ryzen 5 9600Xを使ってコスパ重視で作るStable Diffusion用ゲーミングPCの構成を紹介しました。

型落ちCPUとGPUを使っていないにもかかわらずコスパよくまとまったと思います。

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合計165,521
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これを参考にしつつ、満足のいくパーツ選びをしてください!

えりるについて
えりる
えりる
日本のどこかに生息する平成生まれの研究者。とっても理論家と思いきや気分屋さんでもある。基本的にめんどくさがり。修士(工学)を持っている。 Windows, Mac, Linuxの三刀流。
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