【コスパ重視】新品15万円以下で作るStable Diffusion用ゲーミングパソコン!OS代込み【Amazon価格】

この記事では新品15万円以下で作るStable Diffusion用ゲーミングPCの構成を考えてみます。
以前、こちらの記事でRTX50シリーズのStable Diffusionのパフォーマンス比較をしました。

やはりビデオメモリが12GB以上は欲しいという結果だったのですが、この結果を考慮しつつ、新品15万円以下でStable Diffusionが遊べるPCを作っていきます。
えりる研究室勝手選定PCの構成
予算を15万円ほど確保できれば、Stable Diffusionの画像生成が不自由なくできて、フルHDゲームも遊べるPCを自作できます。
もう少し前までは10万円で組めたんですが、物価高+円安がきついですね。

2025年5月時点で私がコスパ重視で作るとしたら以下の構成です!
項目 | 名前 | 値段 | 商品リンク |
---|---|---|---|
CPU | AMD Ryzen 5 5500 | 15,980 | Amazonで探す |
GPU | 玄人志向 RTX5060Ti | 86,667 | Amazonで探す |
マザーボード | ASUS PRIME A520M-K | 4,680 | Amazonで探す |
メモリ | CFD販売 DDR4 3200 16GB×2枚 | 5,836 | Amazonで探す |
ストレージ | シリコンパワー M.2 SSD 1TB | 8,780 | Amazonで探す |
電源 | 玄人志向 80Plus 600W ATX電源 | 6,527 | Amazonで探す |
ケース | Thermaltake Versa H17 | 3,509 | Amazonで探す |
OS | Windows 11 Home | 17,526 | Amazonで探す |
合計 | 149,505 |
パーツ選びのポイント
コスパ重視でパソコンを組む場合のコツは以下の2つだと思います。
- CPUとグラフィックボード以外のパーツにかける予算を極限まで削る
(=最低限かかるお金) - 残りの予算で買える一番いいCPUとグラフィックボードを探す
パソコンの性能を決める主な部分はCPUとグラボの性能で、それ以外のパーツの性能は大きくは効きません。
なので、予算が限られる場合はCPUとグラボ以外のパーツを極限までケチるのがコツだと思っています。
CPUとGPUを選ぶときは2つの性能のバランスを考えましょう。
極端な例ですが、Core i3 とRTX 4090を組み合わせても、Core i3 が足を引っ張るのでパソコン全体の性能は上がりません。
コスパ重視のミドルレンジパソコンの構成なら、
- CPU = Core i5 または Ultra 5、 Ryzen 5
- GPU = NVIDIAのRTX5060Ti(16GB) ~ RTX5070、AMDのRX9060XT(16GB)
を組み合わせるとよさそうに思います。
パーツ選定
CPU: Ryzen 5 5500
まずCPUですが、Ryzen 5 5500を選びました。
Stable DiffusionはCPU性能をあまり必要としません。
なので、Core i5かRyzen 5 で一番安いCPUを探した結果これになりました。
CPUクーラーも付属しているので予算を節約できます。
一番安いやつとはいえ、6コア12スレッドのCPUなのでそこそこ強いです。
フルHDゲームであれば60fpsは十分狙えますし、ブラウザ動作もサクサクです。
マザーボードが安いのもうれしいポイント。

実は私も持っていて、Stable Diffusion用に使っていますが、
動作はサクサクです。
GPU: RTX5060Ti 16GB

GPUは玄人志向のRTX5060Ti 16GBを選びました。
Stable Diffsionで画像生成するにはビデオメモリが12 GB以上は必要です。
選択肢はRTX5070, RTX5060Ti 16GB, RX9070, RX9060XT(5月下旬発売予定)あたりになるのですが、予算15万円に収まるモデルでビデオメモリが多いRTX5060Ti 16GBを選びました。
生成時間はRTX5070のほうが速いので、もし予算があるなら以下のRTX5070もおすすめです。

RX9060XTの16GBが発売されて、そちらのほうが安ければ候補になるとは思いますが、最新のAMDグラボでStable Diffusionを動かすのは初心者向けではありません。
RTX50シリーズでStable Diffusionの動かし方は以下の記事で解説しています。
できるだけわかりやすくまとめたので、GPUをゲットした方はこちらからお試しください。

マザーボード: ASUS PRIME A520M-K

マザーボードは ASUS PRIME A520M-Kにしました。
選定理由はRyzen 5500 が動くマザーボードで一番安いからです!それだけ!笑
旧規格のDDR4のマザーボードなのでそこは注意です。
メモリ: CFD販売 DDR4 3200 16GB×2枚 = 32 GB

メモリはCFD販売 DDR4 3200 16GB×2枚で32GBにしました。
DDR4は旧規格で現在はかなり安くなっています。5000円台で32GBのメモリを積めるのはいいですよね。
長く使うことを考えると16GBより32にしておいたほうがいいと思います。
Stable DiffusionにはGPUメモリが重要で、DRAMのほうはあまり効きません。16GBでも大丈夫で32GBもあれば十分です。
ストレージ: シリコンパワー SSD 1TB
ストレージはシリコンパワーのM.2 SSD 1TBにしました。
価格重視で選んでいます。あと、えりるさんも以前使っていたことがあって、特に問題なく安定して使えていたのでシリコンパワーのM.2 SSDを選びました。
容量は1TB以上は欲しいです。Stable Diffusionで遊ぶなら、
- モデルの容量が大きい
- 画像を大量に生成するので容量を圧迫する
ので、1TB以上を選ぶようにしましょう。
もう少し予算があるなら以下の記事でSSDの選び方とおすすめを書いているので、こちらを参考にしてみてください。

ATX電源: 玄人志向 STANDARDシリーズ 80Plus 600W
電源は電力が足りていることと、有名メーカー品であればなんでも大丈夫です。
RTX5060Tiは600W以上の電源を積むよう求められています。
(参考: NVIDIA RTX5060Tiのページ)
なので、600W以上で安い玄人志向の電源を選びました。
GPUセクションでおすすめしたRTX5070を使う場合は750W以上を積む必要があるので、以下の電源あたりなどのATX3.1の電源を選びましょう。
ケース: Thermaltake Versa H17
ケースはコスパPCの定番(?)のThermaltake Versa H17にしました。
流行りのスケスケケースではありませんが、安いパーツを使う場合はこのような中身が見えないケースのほうがいいと思います。
(安いには安いだけの理由があるので、見た目はあんまりよくないものが多いです。)
ただ、自作PCの良さの一つに好きなケースを選べるというのがあるので、予算の中で好きなものを選ぶのがいいと思います。
今回マイクロATXのマザーボードを選んだのでそれが入るケースを選んでくださいね。

以下にAmazonの検索リンクを用意したのでこちらからご覧ください
Windows 11 Home 日本語
15万円以下でOSもつけちゃいます。
Windowsを買うときはパッケージ版がおすすめです。
パソコンを変えてたとしても、ライセンスを使いまわすことができます。
買うときのポイントですが、絶対に有名販売店で買うようにしてください。
(ヤマダ電機、ケーズデンキ、ビックカメラ、有名PCショップなど)
Amazonで買う場合は、販売店がAmazon.co.jpになっているかどうかを絶対に確認してください。

偽物が出回っているので注意してくださいね。
まとめ
この記事では新品15万円以下で作るStable Diffusion用ゲーミングPCの構成を考えました。
現時点で考えうるコスパ最強構成は以下の通りです。
項目 | 名前 | 値段 | 商品リンク |
---|---|---|---|
CPU | AMD Ryzen 5 5500 | 15,980 | Amazonで探す |
GPU | 玄人志向 RTX5060Ti | 86,667 | Amazonで探す |
マザーボード | ASUS PRIME A520M-K | 4,680 | Amazonで探す |
メモリ | CFD販売 DDR4 3200 16GB×2枚 | 5,836 | Amazonで探す |
ストレージ | シリコンパワー M.2 SSD 1TB | 8,780 | Amazonで探す |
電源 | 玄人志向 80Plus 600W ATX電源 | 6,527 | Amazonで探す |
ケース | Thermaltake Versa H17 | 3,509 | Amazonで探す |
OS | Windows 11 Home | 17,526 | Amazonで探す |
合計 | 149,505 |

これを参考にしつつ、満足のいくパーツ選びをしてください!