えりる
記事内に商品プロモーションを含む場合があります
以下の記事で検討したCivitai自動ダウンロードアプリのユースケースをまとめます。
アクター
- 利用者(個人): このアプリを使用し、CivitaiのAIモデルや画像をダウンロードして自身のAIアート生成や研究に活用したいと考える人。
ユースケース一覧
1. 新規モデルの自動監視とダウンロード
- 目的: 興味のあるAIモデルの新しいバージョンや、特定のクリエイターが公開した新作モデルを自動的に取得する。
- シナリオ:
- 利用者はアプリに、監視したいCivitaiのモデルURL、クリエイター名、またはキーワードを設定する。
- 利用者はダウンロード先のフォルダを指定する。
- アプリは定期的にCivitai APIをポーリングし、設定された条件に合致する新規モデルまたは更新されたモデルがないか確認する。
- 新しいモデルが見つかった場合、アプリは指定されたフォルダに自動的にダウンロードする。
- ダウンロード完了後、アプリは利用者に通知する(オプション)。
2. 特定の検索条件に合致するモデル・画像の自動ダウンロード
- 目的: 利用者が設定した特定の検索条件(タグ、ユーザー名、ベースモデルの種類、モデルの種類など)に合致するAIモデルや画像を、Civitaiから自動的にダウンロードし、自身のローカル環境に保存する。
- シナリオ:
- 利用者はアプリに、ダウンロードしたいコンテンツの検索条件(タグ、ユーザー名、ベースモデルの種類、モデルの種類、評価数、ダウンロード数、投稿日時など)を細かく設定する。
- 利用者はダウンロード先のローカルフォルダを指定する。
- アプリは設定された検索条件に基づいて、定期的にCivitai APIにクエリを送信し、合致する新しいモデルや画像がないか監視する。
- 新しいコンテンツが見つかった場合、アプリは指定されたフォルダに自動でダウンロードを開始する。
- ダウンロードが完了した後、アプリは利用者に通知する(オプション)。
3. ダウンロード済みコンテンツのバージョン管理と更新
- 目的: 既にダウンロードしたモデルの新しいバージョンがリリースされた際に、自動的に更新し、過去のバージョンも管理する(オプション)。
- シナリオ:
- 利用者はアプリに、バージョン管理したいダウンロード済みモデルのフォルダを指定する。
- アプリは定期的にCivitai APIをポーリングし、指定されたモデルの新しいバージョンがないか確認する。
- 新しいバージョンが見つかった場合、アプリはそれをダウンロードし、必要に応じて古いバージョンをバックアップ(または上書き)する。
- 更新完了後、アプリは利用者に通知する(オプション)。
4. ダウンロードスケジュール設定
- 目的: ネットワーク負荷の少ない時間帯や、PCを使用していない時間帯に自動ダウンロードを実行する。
- シナリオ:
- 利用者はアプリに、ダウンロードを実行する曜日や時間帯を設定する。
- アプリは設定されたスケジュールに従って、上記のダウンロード処理を自動的に実行する。
5. ダウンロード履歴の閲覧と管理
- 目的: どのモデルや画像がいつダウンロードされたかを確認し、不要なものを削除する。
- シナリオ:
- 利用者はアプリのインターフェースを通じて、過去のダウンロード履歴(モデル名、画像ID、ダウンロード日時、ファイルパスなど)を閲覧する。
- 利用者は履歴から特定のアイテムを選択し、ローカルからファイルを削除する。
6. 特定のプロンプト・ネガティブプロンプトを持つ画像のダウンロード
- 目的: 自身のAIアート生成に役立つ、特定のキーワードや除外キーワードが設定された画像を収集する。
- シナリオ:
- 利用者はアプリに、ダウンロードしたい画像のプロンプトやネガティブプロンプトを設定する。
- アプリはCivitai APIを介して、これらの条件に合致する画像を検索し、自動でダウンロードする。
- 利用者はこれらの画像を、自身のプロンプト設計やスタイルの参考として活用できる。
7. サムネイル画像および関連情報の同時ダウンロード
- 目的: ダウンロードしたモデルや画像を管理しやすくするため、視覚的な情報や詳細データを一括で取得する。
- シナリオ:
- モデルや画像をダウンロードする際、アプリは自動的にそのコンテンツのサムネイル画像もダウンロードする。
- 同時に、モデルのバージョン情報、作者、推奨設定、プロンプトの例、ライセンス情報などの関連メタデータも取得し、テキストファイルやデータベースとして保存する。
8. 未ダウンロードコンテンツの追跡と通知
- 目的: 興味はあるが、まだダウンロードしていないコンテンツを効率的に管理し、見逃しを防ぐ。
- シナリオ:
- 利用者はアプリ内で、「後でダウンロードしたい」コンテンツをブックマークしたり、特定の条件を設定したりする。
- アプリはこれらのコンテンツのダウンロード状況を追跡し、未ダウンロードのものが特定期間アクセスされていない場合や、新しい情報が追加された場合に利用者に通知する。
9. ダウンロード先フォルダの自動整理
- 目的: ダウンロードしたモデルや画像の種類に応じて、ローカルフォルダを自動的に整理し、管理を容易にする。
- シナリオ:
- 利用者はアプリに、モデルの種類やベースモデルの種類、またはクリエイター名に基づいて、ダウンロードファイルを自動的にサブフォルダに振り分けるルールを設定する。
- アプリはダウンロード完了後、設定されたルールに従ってファイルを適切なフォルダに移動させる。
10. APIキーの登録
- 目的: アプリがCivitai APIにアクセスするために必要なAPIキーを利用者から取得し、安全に保存する。
- シナリオ:
- 利用者はアプリを初めて起動する、またはAPIキーが未登録の状態でCivitai APIへのアクセスが必要な機能(例: モデル検索、ダウンロード設定)を使用しようとする。
- アプリは利用者に対し、APIキーの登録を促す画面(またはダイアログ)を表示する。
- 利用者は、Civitaiウェブサイトで発行した自身のAPIキーをアプリの指定された入力欄に入力する。
- 利用者は「登録」などのボタンをクリックする。
- アプリは入力されたAPIキーの形式を検証し、Civitai APIへのテスト接続を試みて有効性を確認する。
- APIキーが有効であれば、アプリはそれを安全な方法で保存する。
- APIキーの登録が成功した旨を利用者に通知し、アプリのメイン機能や設定画面へ遷移する。
まとめ
これらのユースケースは、個人用のCivitai自動ダウンロードアプリが提供できる主要な機能と、それを利用者がどのように使うかを網羅できるようにリストアップしました。
えりるについて

日本のどこかに生息する平成生まれの研究者。とっても理論家と思いきや気分屋さんでもある。基本的にめんどくさがり。修士(工学)を持っている。
Windows, Mac, Linuxの三刀流。