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ミニPCのWindowsをUbuntuで上書きする | パーティションを削除しないとエラーが起こった話【Minisforum UM750 Slim】

えりる
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この記事では 最近流行りのミニPCの Minisforum UM750L Slim にUbuntuを入れようとしたときに少しトラブったので、その時の手順も含めて「Windowsを削除してUbuntuを上書きインストールする方法」としてまとめておこうと思います。

Windowsを上書きしてUbuntu をインストールする

Ubuntu Live USBを作る

まずは、Ubuntu Live USBを作成します。
手持ちのPC(またはミニPCでもOK)を使い、Ubuntuの公式サイトからISOファイルをダウンロードします。
いろいろバージョンがありますが、Desktop版のLTS(Long Time Support)と書いてあるものを選びましょう。
記事執筆時点では 24.04 LTSが最新です。「ubuntu-24.04.3-desktop-amd64.iso」のような.isoファイルがダウンロードされます。

Rufus」や「balenaEtcher」などのツールを使って、ダウンロードしたISOファイルをUSBメモリに書き込み、Ubuntu Live USBします。
ここではRufusを使ってUSBメモリに書き込もうと思います。
Rufusを以下のURLからダウンロードして起動します。

起動すると以下の画面が現れるので、USBメモリとISOファイルを選択し、スタートを押すとUbuntu Live USBの作成をすることができます。

USBメモリからUbuntuを起動する

次に、作成したLive USBをミニPCに挿入します。
PCを起動し、BIOS/UEFI設定画面を開きます。
たいていは、電源を入れてDELETEキーを連打すればBIOSに入れます。
BOOTメニューに移動してUSBメモリから起動 する(BIOS画面では英語)を選択し、USBからUbuntuを起動します。
表示されるメニューで「Ubuntuを試す」(Try Ubuntu without installing)を選択し、Ubuntuのライブセッションを開始します。
Ubuntuのホーム画面が表示されればOKです。

Windowsを削除する(パーティションを削除する)

ライブセッションが始まったら、Ubuntuのインストールに進む前に
GParrt またはDisksを起動してWindowsがインストールされているディスクパーティションを削除しておきましょう。
(これをやらなくてもインストールできるはずですが、えりるさんが試したところ途中でインストールエラーが起きました。)

メインストレージ(今回は1 TBのKINGSTON SSD)にWindowsがインストールされているので、下記のように1 TBのメインディスクを選択したら表示されているパーティションをすべて削除します。
パーティションを選択後、右下のマイナスボタンを押すと削除することができます(管理者権限が必要)。

下のように、すべてFree SpaceになればOKです。

UbuntuをSSDにインストールする

パーティションを削除してSSDが空になったら、Ubuntuをインストールします。
いくつかオプションを選べますが、グラフィックドライバとネットワークドライバの追加インストールオプションとマルチメディアコーデックの追加にチェックを入れるのが良いと思います。
ほかはすべてデフォルト設定でOKかな。

ちなみに、このオプションでインストールされる主なサードパーティ製ドライバとソフトウェアは以下の通りです。

  • グラフィックカードのプロプライエタリドライバ
    • NVIDIAAMDなどの主要なグラフィックカードベンダーが提供する、クローズドソース(プロプライエタリ)の高性能ドライバです。
      • 目的: オープンソースドライバでは提供されない最高のパフォーマンス(特に3Dグラフィックス、ゲーム、CUDAなどの計算用途)と最新の機能へのアクセスを提供。
      • 例: NVIDIAのnvidia-driver-* パッケージなど。
  • 無線LAN(Wi-Fi)カードのドライバ
    • 一部のBroadcomRealtekなどの無線LANチップセットは、オープンソースのドライバが提供されていないか、性能が安定しないことがあります。
    • 目的: これら特定のチップセットを使用しているPCで、安定したWi-Fi接続を可能にします。
    • 例: Broadcomのbcmwl-kernel-source パッケージなど。
  • マルチメディアコーデック
    • サードパーティ製ソフトウェアとして一緒にインストールされます。
    • 目的: MP3、H.264 (AVC)、AACなどの非フリー(プロプライエタリ)な形式のメディアファイルを再生するために必要なコーデック(符号化/復号化プログラム)を提供します。これがないと、多くの動画や音楽が再生できません。
    • 例: ubuntu-restricted-extras(通常はこれが含まれる)に含まれるパッケージ群。

まとめ

この記事では「ミニPCのWindowsを削除してUbuntuを上書きインストールする方法」をまとめました。

Minisforum UM750L Slim にUbuntuを入れようとしたときに、Windowsがインストールされているパーティションを削除しておかないとUbuntuインストールが進まなかったので、そこが注意ですね。

UM750L SlimのUbuntuサーバーとしてレビューもしてみました。
以下の記事で紹介しているのでぜひこちらも読んでみてください。

あわせて読みたい
【ミニPCをUbuntu化】MINISFORUM UM750L Slim のUbuntuサーバーテスト&レビュー【ミニPCレビュー】
【ミニPCをUbuntu化】MINISFORUM UM750L Slim のUbuntuサーバーテスト&レビュー【ミニPCレビュー】

Ubuntuサーバーレビュー記事に詳しく書いていますが、サーバー運用目的でもかなり良かったです。
よろしければ以下のリンクから覗いてみてください。

えりるさんが気になっている商品紹介コーナー

Minisforum のミニPC UN150P です。CPUは Intel N150 というもので基本的な消費電力は6Wくらいとかなり低消費電力でありながら、ネットサーフィンやYouTubeの動画視聴くらいなら困らないくらいの性能があります。Raspberry Pi 5 よりも性能が良いそうです。
消費電力が少ないので、Ubuntu等を入れてサーバー的に使うこともできますね。同じような用途だとRaspberry Piでもできますが、ケース等を買っていると結局同じくらいの値段になるので、それだったらミニPCにした方がいいかなと思います。
えりるさんはサーバー運用のお勉強に買ってみようかなあと計画中です。(Raspberry Pi 4 1GBだとちょっとスペックが足りなかった…)

えりるについて
えりる
えりる
日本のどこかに生息する平成生まれの研究者。とっても理論家と思いきや気分屋さんでもある。基本的にめんどくさがり。修士(工学)を持っている。 Windows, Mac, Linuxの三刀流。
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